フランクフルトから日帰りで行ける都市「マインツ」 シャガールのステンドグラス(ザンクトシュテファン教会)

ドイツで最も美しいと言われている教会。それがマインツにあるザンクトシュテファン教会です。990年にマインツ大聖堂の建立にも関わったヴィリギス神父が、マインツの最も高い丘の上に建立しました。

 

フランスの画家マルク・シャガールが手がけた、シャガールブルーのステンドグラスから入る陽光が、青く教会内を照らします。まるで深海の中にいるかのような幻想的な雰囲気。シャガールが手掛けたステンドグラスの教会はドイツではここだけなのだそうです。私は毎週日曜日12時から行われている、20分間のドイツ語ガイドによる説明会に参加しました。小雪がちらつく1月末ですが、ざっと50名は参加者が。みなさん熱心に耳を傾けています。シャガールの曲線を使う技法や、ステンドグラスに描かれた絵の意味を細やかに説明してくださいました。

 

 

 


前回私がここを訪れたのは18年前の真夏でした。強い太陽光が教会内を明るいブルーに染め、自分が熱帯魚になったような気分になったのを覚えています。今回2度目でしたが、冬は冬でとても趣があり、感動しました。

 

フランクフルトにお越しの際は、少し足を延ばしてマインツにあるこの教会を訪れてはいかがでしょうか?マインツ市内には大聖堂や、本の印刷を発明したグーテンベルクを記念して創設された、印刷技術に関する博物館「グーテンベルグ博物館」もあります。

 

フランクフルト中央駅からSバーン(近郊電車)のS8に乗り約40分。マインツ中央駅まで直通で行くことが出来ます。フランクフルトからの日帰りには丁度良い距離です。中央駅から教会までは徒歩15分程度です。

 

 

 

 

 

 

 

 

余談ですが、旧市街を歩いていると、少し変わった信号機が。あれ?ベルリンのアンペルマン?と思いましたが、何かが違う!?

 

調べてみると、「Mainzelmänchen(マインツェルメンヒェン)」というキャラクターでした。マインツを本拠地としている欧州最大の公共放送局ZDF(ツェット・デー・エフ)。日本でいうNHKのようなテレビ局のキャラクターなのだそうです。

散策をしていると、色々な発見があって面白いですね。

 

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ザンクト・シュテファン教会(St. Stephans-Kirche)

https://st-stephan-mainz.bistummainz.de/english/index.html

見学時間

夏季(3月1日~10月31日)月~土 10時~17時    日 12時~17時

冬季(11月1日~2月28日)月~土 10時~16時30分 日 12時~16時30分

 

ZDF(ツェット・デー・エフ)。

https://www.zdf.de/mainzelmaennchen

 

グーテンベルグ博物館

http://www.gutenberg-museum.de/

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