クリスマスグリーティングが欧州マーケティングで効く理由


11月に入りました。

欧州は先週末から冬時間、日本との時差は8時間となり、日本時間夕方5時がドイツの一般的な始業時間の朝9時になります。

 

11月の声を聞くとドイツを始め欧州で慌ただしくなるのが、クリスマスカードの準備です。

日本の年賀状と似たような感覚で、プライベートで近況を伝えあったり親族や友人を気遣う事が中心となるクリスマスカードですが、同時にビジネスの場でもとても大切な役割をしています。

欧州の取引先への心をこめたクリスマスの挨拶、特に、コロナの影響を受けた今年は例年以上に大きな効果が見込めます。

欧州に向けてクリスマスの挨拶をまだされていらっしゃらない方も、このチャンスを機に始めてみませんか?

 

 

送るタイミング

クリスマスカードは、多くの場合、クリスマスより少し前に送られてきます。

12月上旬からぼちぼち送られてくる感じです。

クリスマス前後は多くの人が休暇にでかけて不在になってしまいますし、カードを気に入ってもらえたらオフィスに飾ってもらえます。

個人的におすすめの時期は、12月上旬の「聖ニコラウスの日」の頃。

今年は12月6日の日曜日になるので、その前後に届くのがベストだと思います。

ドイツで子供時代を過ごした人なら、この日に、ニコラウスさんからブーツの中にプレゼント(胡桃とか蜜柑とか、渋めのセレクトですが)をもらった思い出がシンクロする時期、まだ休暇に入る人も少ないので、カードを受け取って嬉しい気持ちになってもらえる確率大だと思います。

 

また最近では、特にフランスを中心に、クリスマスカードの代わりに年賀状のように新年の挨拶を送る企業も増えてきています。クリスマスとは違って新鮮なイメージがありますが、受け取る相手によって捉え方はいろいろです。

 

 

メール配信企業に大きなチャンス!

 

すでにドイツや他の欧州でメールマガジンを、特に消費者向けに定期的に配信されている方にとって、クリスマスは大きなマーケットチャンスです。昨年の調査によると、ドイツ人消費者の42%がメール配信でのプロモーションを歓迎しているというデータもあります。クリスマスメールの開封率は通常よりも高く、数値は調査元により前後しますが、開封率は50%台というものから、高い場合だと70%以上とする調査報告もあります。50%台としても、約15~20%といわれるクリスマス以外の時期よりもはるかに高い開封率となります。レスポンスを高める鍵となっているのは、受信者ひとりひとりのニーズに合わせた情報・オファーを伝えているか(パーソナライゼーション)、そして、携帯電話で見る場合も違和感のない表示になっているか(モバイルオプティマイゼーション)、この二つです。

 

 

メルマガ未配信の場合

今まで欧州でメールマガジンを配信したことはない、どうすればいいの?と思われる方もいらっしゃると思います。

インスタグラム等SNSを活用されている場合は、SNSでクリスマスメッセージを発信することもできますが、この場合、かなりインパクトの大きな形でのプロモーションであることが大切になってきます。

でなければ、次々に流れてくるSNSの画面上で他社のメッセージに埋もれてしまいます。

また、特にBtoBの場合は、SNSというサードパーティ(第三者)を介したコミュニケーションよりも、相手のメールアドレスという明確な連絡先とのやりとりができるメールマガジンの方が、既存顧客からの継続受注や潜在顧客からの受注につながる確率がぐんと高くなります。

 

 

要注意!EUプライバシー法

それなら、顧客になってほしい候補企業全部に一斉メールでクリスマスの挨拶を送ればいいのでは?と考えられるかもしれませんが、これは、欧州のプライバシー法違反となってしまいます。

要注意、厳禁なのです。

 

メールを送ってください、送ってもいいですよ、という確認をとれた相手以外にメール配信を行うのはプライバシー法違反となります。

高額な罰金を課されるケースも増えてきていますので、どうかご注意ください。

 

クリスマスはメール配信開始のベストチャンス

今までメールマガジンを配信してこられなかった場合、これを機に、欧州向けメルマガ配信を始めてみませんか? 

日本でのお仕事にお忙しくされている中で、欧州で出されるのは大変かもしれませんが、欧州で厳格化されるプライバシー法の対策としても、メールマガジンの配信はプラスに働くのです。

   

はじめは月一回、または四半期や半年に一度のペースで充分ですので、この機会に欧州、海外向けメルマガを始めてみませんか?

見本市会場などで名刺交換はしたものの、その後音信普通になっている相手に、クリスマスに心をこめたメッセージを送る事で相手との距離を縮めることができます。

メール配信を受け取っていただけるようになると、場当たり的に送るDMよりもずっと効果の高いマーケティングが可能になります。

すでに日本で配信されていらっしゃるなら、弊社のトランスクリエーションサービスで、同じ内容を手軽に海外向けに作成することができます。

 

日本でも海外でもゼロから、という場合でもご安心ください。私達があなたの会社の一員とさせていただく心づもりで、しっかり取り組ませていただきます。

 国内向けにメールマガジンを出していらっしゃるのであれば、アンサンブラウがきちんと現地の人の心に届く文章にします。

これからニュースレターの発行を新たに考えられている方、弊社のノウハウを活かして、スムーズにスタートしていただきたいと思います。

下記フォームよりお気軽にご相談ください。 

 

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*プライバシーポリシーにつきまして:弊社は個人情報保護の重要性を認識し、お客様によりよいサービスを提供するため、お客さまの個人情報を漏洩等しないよう適切な管理をいたします。詳細はこちらをご覧ください。 ご送信の際には送信ボタンの上の「プライバシーポリシーが適用されます」をクリックしてください。欧州ではお問合せをいただく際に、プライバシーポリシー適用をご確認いただく事が法律で定められています。

*文中のデータについては、こちらのドイツの記事を参照しています。

 

 

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