こんにちは。アンサンブラウの村上です。
ドイツでは今秋より、ようやく従来の形でのリアル見本市が各地で開催されるようになりました。先月11月にデュッセルドルフで医療関連見本市メディカ(MEDICA)が開催されましたが、様々な国から来場者が訪れ、コロナ前の見本市の活気が戻ってきていました。
ドイツでは感染者が急増しておりますが、現在のところでは今後アンビエンテをはじめ多くの国際見本市は開催の予定となっています。オミクロン株についてはドイツでも25件以上の感染が確認されており、今後状況が変わってきた場合は注意深く、こちらのメールマガジンでもお伝えしたいと思います。そのような状況ではありますが、今回ご紹介したいのは、現時点での日本からドイツへの入国規制についてです。
● 日本からの入国規制が緩和
ドイツでは2020年3月より入域制限が施行されていますが、その後の規制緩和に基づき特に見本市への参加を目的とした場合は自己隔離の必要なく入国が認められています。
現地時間9月24日より日本はハイリスク地域から除外されノーリスク地域となりました。到着時に「ワクチン接種証明書」、「快復証明書」、「陰性証明書」のいずれかを提示することで入国が認められています*。ハイリスク地域からの入国は、上記の証明書に加えデジタル入国登録フォームの事前登録が必要です。
例え、急にハイリスク地域に指定されたとしても、見本市出張の場合は求められる証明書があれば、出張ができなくなったり隔離義務が生まれたりというリスクは、現時点での規制はほぼありません。
また、上記に付け加え、見本市への「参加証明書」が必要となります。ご出展社は、見本市主催者より発行される参加証明書を入国時に提示。来場者は、参加される見本市の入場券に加え、少なくとも出展企業一社とのアポイントメントを取得している証明書が必要です。
現在、通常であればドイツへ入国する際には隔離が義務化されています。このような状況下であっても、見本市参加者には特別の措置により隔離を免除されているのです。ドイツにおいて「見本市」と「見本市参加者」がいかに重要とされ、価値の高いものとされているかを改めて痛感させられます。
*先週より、州によってワクチン未接種の場合は見本市への参加を認めない場合も出てきています。
より詳しい内容は弊社ブログでご紹介しています。是非ご覧ください。
● 私たちの現地力をご活用ください
･･･とは言え、こちらのメルマガを書いてる時点で、状況は日々刻々と変わりつつあります。１月初めに開催予定だった見本市はキャンセルのニュースも出て来ておりますが、アンビエンテのような大規模見本市につきましては開催の予定です。
このような状況下ですので、まだドイツに来られるのが難しいとお考えの方もいらっしゃると思います。オンライン通訳など、ドイツ現地にいる私達だからこそ、細やかに全力でサポートさせていただけると思っております。
是非、現地にいる私たちを“最大限”ご活用くださると嬉しいです。
今すぐ下のボタンよりお気軽にご相談ください。
● ブースで使える簡単ドイツ語 “フローエ・バイナハテン（Frohe Weihnachten!）＝メリークリスマス！”
ドイツの見本市が例年オフシーズンに入る12月なので、今回は番外編です。この時期に商談で使えるのは、“フローエ・バイナハテン（Frohe Weihnachten!）＝メリークリスマス！”。ドイツ人にとってクリスマスは一年で最も大切な時期です。クリスマスの4週間前からお祝いが始まり、クリスマスマーケットを訪れ、教会へ行き、家族や友人とご馳走を食べたりプレゼントを交換したり楽しく時間を過ごします。11月下旬から12月にドイツの会社と商談をされる場合、また、クリスマスカードやメールを送る時にひと言添えられると、相手の方はきっと笑顔になると思います。
🍺 編集後記 🍺
本年も大変お世話になりありがとうございました。
いつも弊社のメールマガジンに目を通してくださいまして、誠にありがとうございます。
フランクフルトでもコロナ感染が急増していますが、今年は、クリスマスマーケットも復活しました。皆様に少しでもドイツのクリスマスの気分を味わっていただきたく、以下の写真はフランクフルトのレーマー広場に飾られている今年のクリスマスツリーの様子です。
来る2022年も皆様のビジネスが世界市場でさらに前進され、欧州市場のマーケットチャンスをしっかり掴んでいただけますよう、スタッフ一同全力でお手伝いする所存でおります。何よりも、ドイツをはじめ欧州でお目にかかれます時を、心から待ち望んでおります。少し早い年末のご挨拶となりますが、お身体には十分お気をつけて、どうぞ良いお年をお迎えください。
村上恵
アンサンブラウ イベント+マーケティング
「5秒で確認！ドイツ経済指標」について
※景況感は、ifo経済研究所によるビジネス景況感指数で2015年を100としています。当メールマガジン発行月の前月の結果です。例えば2021年3月のメールマガジンには、2021年2月の数値を示しています。ifoビジネス景況感指数については、こちらに詳しく紹介しています。
※小売販売はドイツ統計局による実質値です。当メールマガジン発行月の前々月の集計となります。
アンサンブラウメールマガジン「欧州アップデート」お申込みはこちら
海外マーケティングに欠かせない現地情報、
どのように入手されていますか？
お忙しい毎日のお仕事をこなしながら、現地語で毎日ニュースを見る時間は無い、見れない、という方に、弊社のメールマガジン「欧州アップデート」は大変お役に立つことができます。
これまで15年以上にわたり日本企業の海外マーケティングをサポートする中で培ってきた、日本企業のマーケターとしての視点から欧州のニュースをピックアップして、マーケティング戦略の方向付けに役立てていただけます。
すでに、海外ビジネスで活躍される200名以上の方がご講読くださっています。
今すぐ、左のフォームより無料講読をお申込みください！
こんにちは、メールマガジン「欧州アップデート」担当の村上です。
私がアンサンブラウに入社したのが、昨年の２月に開催されたアンビエンテの時でした。当時はまさか、このような事態になるとは夢にも思わず、次回も皆様に見本市会場で直接会えることを信じて疑わず、心待ちにしておりました。ですが、新型コロナウィルスの影響による見本市の軒並み中止・延期のニュース。。。私としては、少しでも皆様とつながっていられる機会が欲しくて、このメールマガジンの発行を社内で提案し、有り難くも担当をさせていただく運びとなりました。
ロックダウンの期間中に上司にお願いして、文章を書くためのオンライン講座を受講し、隙間時間を見つけては勉強させていただきました。ですが、正直、実戦で活かすことが中々大変で、日々の課題になっております。毎回どんな内容がお役に立てるのか？悩みに悩んで、社内では何度もダメ出しされて・・・でも、少しでも皆様の海外マーケティングのヒントになる❝何か❞があれば嬉しいと思い、日々取り組まさせていただいております。
何よりも、こんな時期であっても、こうして皆様と繋がっていられる有り難さ。皆さんのお役に立てる情報をできるだけたくさんお届けしたいと思っています。どうかご講読くださいますよう、よろしくお願いいたします！
コメントをお書きください