見本市紹介:ハイムテキスタイル

メッセのプロ

アンサンブラウ イベント+マーケティング


 こんにちは、「メッセのプロ」チームです。

 

今年も残すところあと10日となりました。

新しい年2024年を迎えて初めにドイツのフランクフルトで開催される見本市、ハイムテキスタイルについて紹介します。

 

見本市名はハイムテキスタイルは、ハイム(=家、の意味)とテキスタイル(=繊維)を合わせた造語で、家庭用テキスタイル製品についての国際見本市として、1971年よりドイツ・フランクフルトで開催されています。

50年以上の歴史です!

現在は家庭用テキスタイルだけでなく、ホテルやレストラン、その他の業務用テキスタイルまで幅広い製品にその範囲を広げています。

 

主な展示製品は

・ホーム、家庭用テキスタイル

・業務用テキスタイル

・装飾生地、刺繍

・カーテン、遮光素材、ブラインド

・家具用生地、レザー

・カーペット、マット

・壁紙、壁紙アクセサリー

・寝具、マットレス、毛布、ベッドリネン、睡眠システム

・テーブルリネン

・CAD、CAM関連

・プロモーション用テキスタイル

・バスルームテキスタイル

・クッション

・テキスタイルデザイン各種

・電子商取引関連商品

・繊維、糸 等です。

 

◆出展企業数

前回2023年の出展社数は2,283社。

そのうち、ドイツ国外からの出展企業は2,154社。

全体の94%強がドイツ国外からの出展、国際性の高い見本市です。

過去3回の出展社数の推移をみると、

 

 

 

前々回となる2022年はコロナ禍での限定的な開催で、時期も恒例の1月ではなく、夏に開催されました。

欧州外からの入国が難しかった時期なので、出展企業も大きく縮小しました。

コロナの規制が解かれつつあった昨年1月開催の前回出展社数は、コロナ前の2020年のレベルには届かなかったものの、2022年からは大きく回復していることがわかります。

 

そして、最新の主催者発表によると、今回、2024年1月開催のハイムテキスタイルの国外からの出展企業が2,600を超えたそうです。

コロナ前の水準に、ほぼ戻ってきているといえます。

 

前回開催時の出展企業を国別に見ると、出展社数が多い国は

1.中国     428社

2.インド     379社

3.トルコ     313社

4.パキスタン 258社

5.イタリア     136社

となっています。

 

続いて、来場者について見てみましょう。

 

◆来場者数

前回の来場者数は43,219人。

このうちドイツ国外からの来場者は、全体の8割にあたる34,656人。

出展企業ほどではありませんが、来場者の国際性も高いです。

 

過去3回を比較すると、

 

コロナ前の2020年より、前回は約15,000人減となっていて、限定的な開催であった2022年より少し増えた状態でした。

来場者、特に海外からの場合、その前の開催データを基に来場を決める方も多いので、2022年が限定開催で出展者が少なかった事を踏まえて、2023年の来場を見送った方も多かったのではないかと思います。

2023年の出展者数が大きく回復を見せていたので、今回のハイムスタイルへの来場者は、前回よりもぐんと増えるのではないかと予測できます。

 

来場者が多い国は、

1.イタリア 2,772人

2.トルコ 2,426人

3.アメリカ 2,079人

4.イギリス 1,733人

5.パキスタン 1,733人

 

出展者の国別と比べると、欧米諸国が多いのに気づきます。

地域別で見てみても、

 

最も大きな比率を占めるのは欧州からの来場者。

ドイツを除いたEU加盟国が37%、

ドイツからが19%、

EU非加盟のヨーロッパからが15%。

来場者全体の71%がヨーロッパ諸国からとなっています。

 

出展社はヨーロッパ以外からの数も多くみられましたが、来場者については欧州が中心といえます。

国際色豊かな出展企業に向けて、欧州諸国のバイヤーが足を向けるのが、現在のハイムテキスタイルの特色になっていると思います。

 

来場者についてもう少し詳しく見てみましょう。

業種別でみると、

 

最も多いのは小売業者で28%、次いで貿易・卸売業者が21%。

小売業、貿易・卸売業者といったバイヤーが来場者全体の約半分を占めます。

その次の多いのがサービス業、業界関係者と続いています。

サービス業は幅が広いので、この中にはバイヤー候補もいれば、提携先候補も委託先候補も含まれると思います。

 

来場者の役職をみてみると、

 

来場者の3人に1人は自営業者またはフリーランサーとなっています。

次に多いのは企業幹部で、全体の22%。

部長、課長クラス等含めた管理職が全体の31%、3人に1人が管理職クラスとなります。

 

来場者が所属する企業・組織の規模でみると、

 

最も多いのは10-49名規模と1-4名規模。

役職構成で自営業、フリーランサーが多いという点と一致します。

次に多いのは50-199名規模と5-9名規模。

その次が、1,000名以上の企業・組織で全体の9%。

200名未満の規模の企業・組織からの来場者が、全体の7割を占め、1000名を超える大企業からの来場者が全体の約1割、というイメージです。

 

 

職種別では経営者が最も多く29%。

先ほどの組織の規模や役職から考えて、この場合の経営者の多くは、小規模の組織で買い付けから販売までマルチに仕事をこなしている方が多いと考えられます。

 

 

 

私たち「メッセのプロ」は、ドイツをはじめ欧州での見本市で日本企業のサポートをし、約20年の実績を積んできました。

ドイツ見本市についてのお悩み、ご相談、お気軽にご連絡ください。

 

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