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見本市への出展を決めたら、具体的な出展計画に入りましょう。まずは、出展形式と出展申し込みについてご紹介します。
出展形式:単独出展と共同出展、どちらがいい?
ドイツ見本市での出展形式には、単独出展と共同出展の2種類があります。
単独出展は、自社で企画・デザインした独立したブースで出展することです。
共同出展は、複数の企業が一つの展示スペースを共有して出展する形を指します。例として、ジェトロや政府機関、自治体による共同ブースや、メッセフランクフルトジャパンがアンビエンテで提供する「ジャパンスタイル」ブースなどがあります。
単独出展は、自社のイメージを明確に打ち出せるため、効果的なプレゼンテーションができ、多くのチャンスに恵まれると考えられています。ただし、これは見本市に何度も出展し、会場で目立つ場所に大型ブースを確保できている企業に適した方法です。
初めての出展や、日本からの遠方出展の場合は、共同出展の方が費用や事前の労力を抑えられるため、現実的で費用対効果の高い方法となる場合があります。共同出展の主なメリットは次の3つです。
・コストと労力を抑える
・シンプルな構成
・すでに知名度のあるスペースで単独出展よりも注目度を上げることができる
政府機関や見本市主催会社、業界団体では、共同出展用のスペースを設けており、そこでは見本市の経験豊かな専門家チームのサポートを受けながら出展準備を進めることができます。初めての出展でも、戸惑うことは最小限になります。
サブ出展
共同出展に近い形として、提携先などの他の出展企業のブース内に出展する場合もあります。初めての出展はサブ出展の方がハードルが低く実施しやすいです。
サブ出展の場合も、出展する見本市の展示対象商品リストの要件を満たすことが求められ、メイン出展社はサブ出展社の出展内容についても見本市出展時に登録が必要です。サブ出展社も、見本市の出展企業カタログに掲載されます。
サポートプログラムへの参加
ほとんどの展示会では、様々な付随プログラムや特別な企画展示、同時開催されるカンファレンスなどが併催され、来場者に付加価値を提供しています。出展企業は、これらの併催プログラムでプレゼンテーションを行うことで、ブース出展以上の成果を得ることができます。
通常、無料と有料のプログラムが用意されています。見本市主催者は企画と来場者の誘致、スペースを提供し、出展企業は自社の展示品を使用して特別展示に参加することができます。これらの特別なショーケースは通常、各企業の出展スペースとは別に設けられ、中立的な展示スペースとなります。
ドイツ見本市への出展申し込み(登録)
ドイツ見本市への出展申し込みは、できる限り早く進めることが重要です。見本市によっては、早期登録することで出展料が割引される場合があります。また、申し込みが殺到し締切前でも申し込みができなくなる場合があります。そのため、早めの計画が必要です。
まずは、見本市出展の登録締切を確認しましょう。登録締切は主催者が決定し、各展示会ごとに異なります。
登録前に、社内のマーケティング・営業部門を中心に出展プランを検討しましょう。登録時には、一般的に次のような情報が求められます。
□ 社名と住所
□ サブ出展者の数
□ ブースのサイズ(平方メートル単位)
□ ブースの幅・奥行
□ ホール内または屋外エリアの場所の選択
□ 前回のイベントと同じスペースを希望するかどうか(継続出展の場合)
□ ブースのタイプ(標準列、コーナー、半島、またはブロックスタンド)
□ デザイン:2階建て形式かどうか
□ 展示する製品の情報
共同出展の場合、組織の責任者が主催者との登録手続きを行います。共同出展を希望する場合は、早い段階で希望するスタンドのサイズを指定して、該当する組織に登録する必要があります。
次回は見本市ブースの種類についてご紹介します。
ドイツ見本市への出展形式や出展申し込みでわからない点や迷われることがありましたら、どうかお気軽に私たちにご相談ください。ご相談は下記フォーム、または弊社ウェブサイトのこちらのページで承っています。
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