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アンサンブラウ イベント+マーケティング
ドイツ見本市での成約のために最も重要なコミュニケーションについて、見本市の開始前、開催期間中、終了後にわけて一緒に見ていきましょう。
ドイツ見本市へのご出展にあたり、貴方の会社の商品、顧客ターゲットに合った、反応や今後の売上増が期待できる有望な見本市を選ばれていると思います。
魅力的、有望な見本市となるよう、見本市の主催者は、広範囲のメディアを活用して見本市全体の知名度向上、集客に注力しています。
ただここで気をつけたいのは、主催者が集めた来場者を自社ブースに向かわせるのは、出展企業それぞれの責任です。
きちんと目標を定め、目標に向けて準備をしてきた企業が、来場者を獲得できるのです。
適切なタイミングでターゲット層にアプローチし、独自に自社の魅力を伝えることが必要です。
ここで明確にしたいのは、
- 伝えたいことは何か? →伝えること(コアメッセージ)
- どのメディアで伝えるか? →伝える方法(チャネル)
- 何語で伝えるか? →伝える言語(翻訳・現地化)
です。
1. 伝えること(コアメッセージ)
伝える内容を明確にするために、次の3つの点を検討しましょう。
1) 自社の強みは何か:市場での優位性や競合他社との差別化要素を明確に
2) 提供する商品やサービス:中心となる製品やサービス、その特長やベネフィット
3) 顧客にメリットを生む長期的なビジネス目標や投資計画があるかどうか
これらの要素を踏まえ、コアメッセージを作成します。
分量的にはA4サイズの用紙半分ぐらいを目安に、ポイントを抑えて簡潔にまとめましょう。
2. 伝える方法(チャネル)
次に、どのチャネルを使ってメッセージを伝えるかを検討します。伝えるためのチャネルには次のようなものが考えられます:
デジタルチャネル
- ウェブサイト
- ソーシャルメディア
- メールマガジン
- オンライン広告
- ウェブセミナーやオンラインイベント
オフラインチャネル
- 印刷物(パンフレット、リーフレット)
- メディア広告(テレビ、ラジオ、新聞)
- ネットワーキングイベント
- ダイレクトメール など
3. 伝える言語(翻訳・現地化)
ドイツ見本市出展でターゲットとする来場者に伝えたいメッセージを日本語で完成させたら、検討したいのは、実際にどの言語で伝えるかという点です。
ドイツ見本市では英語とドイツ語のどちらを使うのが良いか?についてはよくご相談をいただきます。答えは、見本市の来場者構成やターゲット像によって異なります。
例えば、国籍を問わず来場者全体にアピールしたい場合は、出展する見本市の来場者構成を確認して、ドイツ国内からの来場者が多ければドイツ語、国外からの来場者が多ければ英語の方が良い場合があります。
また、予めターゲットとする企業や国が絞られている場合は、ドイツ見本市であっても、その企業の所在国の言語で伝える方がメッセージがしっかりと伝わります。
せっかく効果の高いメッセージを日本語で完成させているのに、残念な翻訳の出来栄えで機会を逃している日本企業の出展ブースがあります。
現地で伝える言葉のクオリティが低いままでは、せっかくの素晴らしい商品の魅力が伝わりません。
伝わらないだけでなく、その企業の見本市への力の入れ具合に関しても、「やる気がないのでは」と誤解されマイナスのダメージは非常に大きいです。
機械翻訳も普及してきていますが、日本語との翻訳に関してはまだまだビジネスで使えるレベルには達していないのが現状ですので、注意が必要です。
特に見本市で来場者の心に伝わるメッセージというレベルの翻訳は、日本にいる日本人ではなく、現地に暮らすネイティブの力が不可欠です。
外国語での情報発信はしっかり力を入れたいところです。
弊社ではネイティブによる翻訳で、ドイツ語、英語、その他さまざまな言語で、現地の人の心にしっかり届くメッセージ作成で大変ご好評いただいています。お気軽にご相談ください。
見本市コミュニケーションスケジュール
例えば、次のようなタイミングで進めるとスムーズです。
1)ターゲット全体に向けたコミュニケーション
- 見本市2~3か月前に展示会情報を含む「セーブ・ザ・デート」メールを送信する
- 業界ポータルにバナー広告を掲載する
- 展示会主催者が提供するコミュニケーションメディアにエントリーする
- 展示会場での競技会や広告・プロモーション施策
2)より絞ったターゲットに向けたコミュニケーション
- 展示会の1〜2か月前にパーソナライズされた招待状を送付し、入場券を同封する
- 展示会期間中の顧客イベントや記者会見
- 展示会後に個別に感謝状を送る
実際に会って対話をする見本市でのコミュニケーションに加え、メール、ソーシャルメディア投稿、オンライン投稿を活用し、ターゲットを絞ったコミュニケーションで顧客候補からの注目を維持し、さらに高めていくことが大切です。
ドイツ見本市でのご相談
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