アンビエンテ2025トレンドレクチャー レポート②

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2025年2月7日から11日まで、ドイツ・フランクフルトで開催された国際消費財見本市アンビエンテにおいて、最新のトレンド「アンビエンテトレンド25+(Ambiente Trends 25+)」が発表されました。"25+"とは、2025年からその先へ向けての、という意味です。ドイツではよく、こんな風にプラス(+)を使う事があります。

 

今回トレンドとして挙げられたのは、次の3つのテーマです。

1.ディープ(DEEP):様々な意味での「深い」

2.リアル(REAL): 「現実的」「本物」から派生するイメージ

3.イース(EASE):「軽やかさ」「楽しさ」「心地よさ」

 

このうち、1と2については、前回ご紹介しました。こちらをご覧ください。

 

今回は3番目のイース(EASE)について見ていきたいと思います。

 

3. イース(EASE)

  

はじめの二つのテーマとは一転し、パッと明るい写真が示すように、「イース(EASE)」は軽やかさと喜びに満ちた空間を演出し、サプライズやクリエイティブな感覚を強調しています。

フルーティーなトーン(デリケートプラム、ブライトオレンジ、レモン)、ソフトなニュアンスカラー(スカイブルーやデニム)、深みのあるダークトーン(モス、シーグリーン、スイートチェリーウッド)が組み合わさり、多彩で躍動感のあるカラーパレットが特徴です。

テキスタイルにおいては、刺繍やふわりとした糸、パッチワークなど、これまでにない実験的な手法が取り入れられ、新鮮な印象を与えます。

 

シンプルでありながら個性と遊び心を大切にし、リラックスしながらも刺激を感じられるデザイントレンドと言えます。

 

個人的な印象として、前回ご紹介した1つ目と2つ目のトレンドは、ここ数年の流れが発展したもののように感じました。しかし、この3つ目のトレンドには、新しさやこの先への可能性が感じられます。

 

この「軽やかで楽しい」トレンドは、私の主観かもしれませんが、最近のドイツの空気感とも重なるように思います。

 

以前は、ドイツの人々はやや物静かで、初対面では少し話しかけにくい印象がありました。それはそれで良さでもあったのですが、最近は初対面でも笑顔で優しい雰囲気の人が増えたように感じます。

(ただ一方で、移民政策への反対などから、社会には厳しい空気も存在しています。)

 

先日、ベテラン通訳さんとお話をした時にも、同じように最近の空気が変わってきたことが話題に上がったのですが、おそらく、さまざまな場面で世代交代が進み、若い世代の比率が増えてきたことが影響しているのかなと思います。彼らが軽やかで楽しい空気をまとっているからこそ、社会全体にもその雰囲気が広がっているのかもしれません。

 

*ドイツも高齢化社会で、年配の方の中には「弱くなった」と批判する声もありますが、それでも活動的な場では新世代が増え、変化が感じられるのではないかと思います。

 

以前フランスで活躍するトレンド分析家の方にお話を伺う機会があり、その時に教えてもらったのは、トレンドとは頭の中で発展させるものではなく、まずは人が中心であること、人の考え方や感じ方が変わると、洋服やインテリアなど人を取り巻く環境がそれにあわせて変わっていく、という事でした。

まさに今回のアンビエンテでのトレンド分析も、人を中心に、そのライフスタイルと取り巻く動きを的確にとらえているんだなと思いました。

 

【おまけ】

トレンドセミナーの会場で、こんな鉛筆をいただきました。

鉛筆として使った後に、植木鉢などの土に差し込んで太陽の光と水を与えていると、植物が生えてくるそうです。試してみます!

 


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